仕事と休憩の切り替えを環境面からサポート「だんぼっち」の効果を検証します!
こんにちは。
このたび、明星大学心理学部の竹内教授と神田産業様のご協力のもと、就労継続支援B型のエスプリドゥにて新たな試みがスタートします!
仕事と休憩の切り替えを環境面からサポートするための『だんぼっち』の設置です。
【公式】だんぼっち|ダンボール製の簡易防音室 – だんぼっちオフィシャルショップ (danbocchi.com)
「だんぼっち」導入の経緯
エスプリドゥの利用者様の休憩の仕方は、人によって大きく2パターンあります。
みんなとお話しして楽しく過ごしたい人と、一人で静かに落ち着いて過ごしたい人の2パターンです。
スペースの関係でどうしても2つのニーズを両立することができませんでした。
このような悩みを竹内教授に相談したところ「だんぼっち」のことを紹介してくださり、製作元の神田産業様へ研究の一環として協力していただく運びとなりました。
この「だんぼっち」を活用することで、すこし騒がしい雰囲気の中でも、一人で静かに過ごしたい人の休憩と回復をサポートできそうです。
この場を借りて、竹内教授と神田産業様には御礼を申し上げます。
本当にありがとうございました!
「だんぼっち」の設置の様子
大きな段ボールに梱包された「だんぼっち」の設置の様子をレポートいたします。
※梱包サイズ(W1180×L1610×H280mm)、重量:40㎏
作業は2人でおこなうとスムーズでした。
両側の壁面やテーブルをつくる工程が発生するため、一人では難しい作業です。
ただ、慣れてくれば15分程度で組み立ては完了します!
基本的に工具は使いません。ネジを指でクルクル回して留めるだけで、しっかり固定されるので、比較的簡単な作業でした。
作業工程は、①床面、②壁面、③机面、④奥面、⑤扉面、⑥天井、の大きく6つの工程です。
少し驚いたのは、やはり木と違ってとても軽いこと。そして、かなり頑丈なこと。
おそらくある程度の衝撃を受けてもこの強化段ボールは壊れないと思います。
「だんぼっち」の装飾の様子
利用者の皆さまに少しでも快適に過ごしていただくよう「だんぼっち」の中には装飾を施しました。
竹内教授と相談しながら3つのテーマを決めて、回復につながるような空間をつくりました。
①、ネイチャー感:自然を感じられること
②、エンタメ感:ワクワクできる要素があること
③、プライベート感:守られている感覚を持てること
今回は3つの「だんぼっち」を設置しましたので、せっかくだからと趣きの異なった空間を演出してみました。
装飾品はほとんど「IKEA」で購入しました。
瞑想・ルーム
ナチュラル・ルーム
POP・ルーム
「だんぼっち」の運用の方針
2024年6月から実際に利用者様にご利用いただいて、仕事と休憩の切り替えに役立っているかを検証していきたいと思います。
「だんぼっち」のネーミングですが、独自にちょっと違う名前を付けさせてもらいました。
『お一人部屋』(おひとりべや)
最近、外食などの過ごし方で『おひとりさま』という言葉を耳にするようになりました。
そこからヒントを得てつけています。
『お一人部屋』の利用ルールは以下を考えております
①、利用するシーン
・お昼休憩、小休憩のとき
・感情の昂ぶりや落ち込みを回復させたいとき
②、利用時間
・原則15分間
③、効果検証
・気分の変化にどのような変化があったか、なかったか、簡単なヒアリングを定期的におこないます
・効果検証の対象は、事前にご協力いただけることに同意してもらった利用者様とします
こちらの経過についてもレポートしていきたいと思います。
国家資格:公認心理師・精神保健福祉士・社会福祉士・介護福祉士
その他:TSM(トラウマセンシティブマインドフルネス)修了・SE™プラクティショナー初級修了・TFTパートナー・ChatGPTエジソン塾1期生・整理収納アドバイザー2級 など
『努力すること』と『環境に助けてもらうこと』のバランスを研究し、自分自身の最適化を目指して精進中