EXP立川の新プログラム『陽転思考』

みなさんは知っていますか?
人は、1日になんと6万回も頭の中で会話をしているそうです。

もう一つ、みなさんは知っていますか?
その頭の中の80%は『ネガティブな言葉』で構成されているそうです。

ということは…
この状態を放っておくと、心身ともに病むこと確定ってことになりますね…

頭の中の会話とは、
自分自身の『考え方』が生み出している脳内現象です。
つまり、ネガティブな言葉を生み出す本質は、自分自身の『考え方(思考)』の『癖』ってことになりますね。

『考え方』や『思考』のことを、この業界では『認知』と言ったりします。
そして、最もエビデンスのある心理療法には『認知行動療法』があります。
EXP立川でも臨床心理士の兵働さんがファシリテーターとなって、認知の歪み(考え方の癖)を修正する『集団認知行動療法プログラム』を開催しています。
週1回のペースで開催され、2ヶ月1クールで終了する流れです。
うつ病をはじめとした精神障害のある方々には本当に有効。
新たなスキルとして定着した人も多く、就職後の財産になっていらっしゃいます。

ただ、少し難しさを感じて嫌煙する方もいらっしゃいます。
なんてったって認知行動療法=漢字6文字=難しそうですから…
そこで、もう少し簡単に、自分自身の考え方の癖に気づいたり、柔軟にしたりする認知トレーニングとして取り入れたのが『陽転思考プログラム』です。

『タスクペディア』関連のイベントで仲良くさせてもらっていた『つづきゆか』さんが、『WADA式陽転エデュケーター』の資格を所持していたこともあって、調整に調整を重ねた結果、タイトルにある『陽転思考プログラム』の開催にいたりました!

<WADA式陽転思考のポイント>

取り扱うのはマイナス思考です。
脳は、『失敗の経験』に支配されがちです。
人は、簡単に『負の感情』にのみ込まれてしまいます。
冒頭でお伝えした通り、1日6万回の脳内会話の80%は『ネガティブな言葉』で構成されています。

なにか対策を打たねば…

陽転思考では、あえて、『失敗して良かった』と言ってしまうのです。

何度も言います。

『失敗して良かった』『先』に言ってしまうのです。

『先』に言うと不思議な現象が起こります。

『先』に言ってしまうと、なぜかこんな言葉が続いて出てきます。

『なぜなら』

不思議なもので『失敗して良かった。なぜなら〇〇だから。』と、良かった理由を自分自身で考えはじめるのです!

例えばこんな感じに
『ダイエットを失敗して良かった。なぜなら、本当に自分に合った方法をもう一度検討できるから。』
『試験に落ちて良かった。なぜなら、合格した人よりも1年間、勉強する時間を長くとれるから。』
『病気になって良かった。なぜなら、病気にならなかったら自分自身と向き合うことは一生なかっただろうから。』

『失敗して良かった。なぜなら、〇〇だから。』

この方法は、ある意味、とてもロジカルな思考です。
ロジカルシンキングには「なるほど!」と思わず口にする『納得感』がセットでついてきます。

つまり陽転思考をすると、自分自身を肯定的に納得させる仕組みが完成してしまうわけです!
これ、毎日続けていたら、ネガティブな脳内会話80%を飛躍的に改善させる結果につながりそうな気がしませんか?

Processed with MOLDIV

<練習次第で誰にでも陽転思考は身につく>

ポジティブな思考にしろ、ネガティブな思考にしろ、どのように『現在の認知』が固まったのか?

講師のつづきさん曰く、
『インパクト+回数』→『現在の認知』の歴史だ! とのことです。

たしかに、私(うえだ)の『絶対に文句を言わせない』という凝り固まった認知は、学生時代の『インパクト+回数』から説明できます。

私は日本体育大学の出身で、先輩は神様だったわけです。
神様の言うことは絶対なので、少しのスキも見せるわけにはいきません。
よって、神様の機嫌を損ねると『お仕置き』が待っています。
恐ろしい体験=インパクト です。

よって、死ぬほど努力して、ミスを減らして、気を遣って、神様から気に入られようとします。
これは相当な回数を要します。
そして、たま~に褒められたりします。
嬉しい体験=インパクト です。

このように、『インパクト+回数』→『絶対に文句を言わせない』が誕生したのですね。

※これは上田のイラストです。アントニオ猪木好きの私の希望に沿って、社会福祉法人SHIPの『こけし』さんに作成してもらいました。

 

<失敗を共有して、一緒に陽転する経験>

EXP立川のプログラムは、仲間と一緒に成長できることが利点です。

正直、恥ずかしくてみっともない失敗の部分を自己開示することには抵抗があります。

講師の『つづきさん』自らが、ご自身の失敗をカミングアウトしてくれます。

つづいて、メンバーのひとりがそれをカミングアウトすると、

「わたしも・わたしも」と失敗の部分を共有しはじめます。

そして、みんなで『良かった』の練習をして、みんなで『良い方向』へと引っ張り合っていきます!

陽転思考プログラムは、今後、月1回開催していく予定です。

あらためて、つづきさん よろしくお願いいたします!