新規事業に向けて3

みなさん、こんにちは。
SHIPヒューマンリソース推進室の若林です。

いよいよ、今期も終わりが近づいてきました。
前回に続き準備状況と今後の展望についてお伝えしようと思います。


グループホームは建設が始まりましたが、福祉施設を建てるのは手続きがいろいろありましてなかなか思うように進まぬものですね。
事業開始は8月からになりそうです。

それに伴い生活介護は6月開設になりそうです。
ただし、職員についてはほぼ確定しましたので、万全の態勢で臨めると考えています。

利用希望者の問い合わせは少し落ち着いてきました。
しかし、まだほとんど本人の様子を見ることはできていません。
やっと希望する保護者に既存の施設見学と法人や事業の説明をしているところです。

いろいろな方の話を伺う中で重度の障害者を受ける施設・事業所の必要性をさらに強く感じています。

今回の依頼者の中には、利用者の状態から地方の都外施設でさえ断られているケースが数件あります。
それだけ重たい障害者には行き場がないのです。
東京都全域でも区分5、6の利用者を積極的に受け入れるところは少ないようです。

スキル不足で受けることができないケースもあるとは思いますが、何より依頼が多すぎ、すべて受けることができないことを非常につらく感じています。

ただし、今回これだけの需要があることを受けて、重度向けの新規開設は非常に意味があったと感じています。
今回の新規事業は平均区分5.5程度を想定しています。
もしかしたら入所施設より区分が高くなるかもしれません。

そうすれば今まで入所支援施設しか選択肢がなかった方にも、地域で暮らせるモデルが示せるかもしれません。

そのモデルが増えれば、障害が重くても多様な選択肢を提示できる社会になるかもしれません。


法人理念にあるみんなで幸せになる社会づくりの一翼を担えるかもしれません。

今当たり前になっていることでも、何事もはじめの一歩があったはずです。

困難ではありますが、スタッフ一同力を合わせ、共に学び、考え、質の高い専門的な支援を提供しはじめの一歩を踏み出しましょう。