EXPの新プログラムを紹介します!

社会福祉法人SHIPの就労移行支援事業所『EXP立川』では、面白い支援プログラムをたくさん提供しています。
 
今回、紹介させて頂く支援プログラムは、
①、HTMLCSSで履歴書をつくろう!
②、就職してからも 忙しくても 散らからない 心とお部屋のつくり方
 
この2つの講座は、実は、外部より講師を招いてプログラム提供しています。
①の内容は、いわゆる『プログラミング』の方法論で、ホームページなどのデザインの基礎になるスキルを学びます。よって、現役のプログラマーを招いて講座を開催しています。
 
②の内容は、いわゆる『衛生保持』の方法論で、整理・整頓・収納に関する基礎を学びます。衛生保持は環境からスタートですが、それは心の衛生保持にもつながります。この講座は、整理収納アドバイザー(兼:社会福祉士・精神保健福祉士)を招いて開催しています。
 
それぞれについて少し解説していきます。
今回は、①の『HTMLCSSで履歴書をつくろう』を紹介します。

<①、HTMLCSSで履歴書をつくろう>
この講座を担当するのは、現職プログラマーの嵯峨さんです。
嵯峨さんは『タスクペディア』のプログラミングをした人です。
※タスクペディア:当法人より無料提供しているタスク管理ツールのこと
 
この講座の目的は、
1、プログラミングを通したPCスキルのアセスメント
2、知らない を『知る』 喜びを感じてもらうこと
3、そして『できる』 喜びを感じてもらうこと

正直なところ、
横文字ばっかりならべられてもチンプンカンプンです…
でも、嵯峨さんの教え方は『その意味合い』まで丁寧に教えて下さるので、今まで取っつきにくかったパソコンとかプログラミングのことが、どんどん身近に感じてきます。

出ました!この呪文のような暗号…
でも、今では、この支援プログラムを受講したEXPメンバーは理解しています。
どんなことでも意味が分かれば応用できるんだなぁ… と改めて勉強になります。

個人的にとても驚いたことは、
軽度の知的障害のあるメンバーさん、または、自閉症スペクトラム障害のあるメンバーさんが、テキパキとパソコン作業に取り組まれていたことです。
この支援プログラムの開始前は、正直なはなし「ついて来れるかなぁ…」と心配していましたが、心配とは裏腹に、周りの人に教えたり、自分なりにアレンジしたりと、才能の片鱗を感じました。
 
嵯峨さんの教え方が上手という前提もありますが、
知的障害や発達障害の特性にあるイマジネーション(想像力)の課題は、対人関係など『答えのないもの』に対する課題であり、今回のプログラミングのように『答えのあるもの』への適応の良さにはビックリです!
 
就労支援の現場では、ご本人のスキルアップ支援に注力しがちですが、強味や適性のアセスメントの重要性を改めて感じた日でした。

次回のブログでは、冒頭で少し紹介しました
②の『就職してからも 忙しくても 散らからない 心とお部屋のつくり方』を紹介しますね。