自閉症カンファレンスNIPPON2019

みなさん、こんにちは。
SHIP本部事務局ヒューマンリソース推進室の若林です。

近頃秋の風を感じるようになりました。今年は暑かったですね。暑い夏を乗り越え、新規事業も無事開設し順調に進んでいます。職員の皆様、毎日暑い中本当にありがとうございました。
これからも利用者も増えてきますが、職員の皆様質の高い事業所を目指して頑張っていきましょう。

さて今年も職員数名とともに自閉症カンファレンスNIPPON2019に参加してきました。
自閉症カンファレンスとは、各地でどのような実践があり、どのような成果があるのか、全国の自閉症を持つ人の親御さんが知りたいという要望で始まったものらしいです。

第一回自閉症カンファレンスは故佐々木正美先生と初代TEACCHディレクターである故エリック・ショプラー先生の深い友情を基盤にして始まりました。

18回目となる現在まで、アメリカの能州カロライナのTEACCH部の協力の上、米国や英国、国内の実践、最新の情報を紹介され、毎年1000人以上の人が全国から集り、自閉症支援を学び合う機会となっています。

私は5、6年前から参加しています。

大変参考になり、毎年参加を楽しみにしています。

今年の内容としては、TEACCH部からは臨床ディレクターのクリスチナ・オクラホマバッツさんがいらっしゃり、TEACCHの最新情報を伺うことができました。

3年前に行った時のノースカロライナの様子から比べて、かなり進んでいる様でした。

また基礎的な講座もあり、初心者にも参考になるので、法人内では新入職員にも勧めています。

自閉症カンファレンスNIPPON2019は全国の先駆的取り組みの事例報告があります。多くの実践例に触れる機会となり、とても刺激になりました。

実践の内容を具体的に知ることができるので、経験のある職員にも参考になるようです。

また、自閉症者を持つ保護者の方の話は生まれてのから育っていく経過を長いスパンで具体的にうかがうことができ、毎年とても参考になります。

 

後日一緒に参加した生活介護事業所の職員は、研修報告だけでなく、現場に参考となる実践報告をまとめて自主的に事業所に伝達してくれました。
研修で得たこと業務に還元することを目的に、いつも研修に参加してくれている姿は、支援の質向上に向けてとても心強く感じます。

現場に持ち帰ってくれたことで、プログラムの内容を充実していくためにもとても参考になったようです。

新しい課題やプログラムができるのを楽しみにしているところです。