ヒューマンリソース推進室事業報告2019(中軽度事業)

最近、寝ているときに歯を食いしばり過ぎているようで、舌のかたちが変形し、舌炎の症状が止まらない、SHIP本部事務局ヒューマンリソース推進室の上田です。

前回のブログでは若林さんが重度事業に関する事業報告をしましたので、今回は私が担当する『中軽度事業』の事業報告をおこないたいと思います。

5G時代を見越して動画にて事業報告をつくりました。
ぜひ、URLをクリックして動画による解説をご覧くださいませ。

 

 


 

<2019年度 3つのMissionについて>

 

2019年度は、以下の3つのMissionを掲げて取り組んできました。
①、支援プログラムの研究・開発
②、クオリティー・コントロール
③、社会貢献活動

 

①、支援プログラムの研究・開発
どのスタッフでも質の高いサービスが提供できるようになることを目指して、たくさんの内部研修を創設しました。
また、いくつかの心理テストを選抜して、スクリーニングやアセスメントの精度を高める準備を進めました。
来期はこれらをもとに、支援プログラム創作に着手する一年とします。期待してお待ちください。

②、クオリティー・コントロール
心理教育や相談援助の内部資格制度を創設し、一緒に社内で広めていくスタッフを養成しました。
しかしながら、思いのほか希望者が少なく、まだまだクオリティー・コントロールには時間がかかりそうです。

③、社会貢献活動
当法人で無料提供しているタスク管理の習得支援ツール『タスクペディア』の普及啓発を進めました。
このツールの利用者は5,000人を超えており、社会貢献に寄与しているものと思われます。
また、月1回の無料講座を開催したり、Twitterやブログや動画にてお役立ち情報を発信するなど活動に取り組みました。
※タスクペディアの登録はこちらのURLから
https://www.taskpedia.club/

 

これらのMissionの狙いは、一緒に働くスタッフのバーンアウト予防が目的でした。
支援スキルが上がることは、職員のメンタルヘルス対策につながると考えています。
また、自分たちのおこなう活動に社会的意義を感じられることがモチベーションの維持・向上に役立つと考えています。

 


 

<2020年度 これからの展望について>

 

現場で働くスタッフの皆さんのために色々と考えてきましたが、なかなか成果を上げることができませんでした。
そこで、2020年度はさらに『バーンアウト対策』を充実させたいと考えています。
※2019年度にすすめていたMissionは継続しつつの話です。

 

2020年度は、以下の5つの取り組みを進めていきます。
①、EAP(従業員支援プログラム)の創設
②、業務効率化
③、リーダー育成
④、メンター制度
⑤、E-Learning

 

①、EAP(従業員支援プログラム)の創設
当法人の事業規模では義務ではありませんが、安全衛生委員会を立ち上げ、スタッフの安全衛生の向上を図ります。
匿名のストレスチェックから高ストレス者を早期に発見し、必要に応じて産業医面談をおこなえる体制を整備します。
なお、すでに法人契約したメンタルケア・ホットラインのサービスで無料カウンセリングWEBカウンセリングが受けられるようになりました。

②、業務効率化
各事業所を後方支援するために、タスク管理や5S活動を促進するためのチームをつくっています。
今までは個人のセンスやスキルに依存してきましたが、これからは整理収納アドバイザーのスタッフと共に、理に適った方法で働き方改革を推し進めていきます。

③、リーダー育成
アンケートやヒアリングの結果から、主任・サービス管理責任者へとキャリアアップを目指すスタッフが少ないことが判明しました。
その理由として「大変そうだから」「自分には無理」「何をしていいか分からない」という意見があがっています。
そこで、リーダーを目指すスタッフやリーダー特有の悩みに対して回答する『お悩みごと解決MAP』を〝Scrapbox″ を使って作成中です。

④、メンター制度
各事業所では、先輩職員や主任・サービス管理責任者によるOJTを中心に人材育成をしています。
また、ヒューマンリソース推進室による内部研修によって支援の質を高めています。
しかしながら、これらのメンバーは『評価する側・される側』という利害関係にあるため、なかなか本音の相談ができませんでした。
これからは、他事業所の利害関係のない先輩職員が、経験年数の浅い新人職員・後輩職員に対してメンターとして相談に乗れるよう新たな仕組みを整備中です。

⑤、E-Learning
現場スタッフが既存のサービス提供を差し置いて研修に参加するというのはシフトなどの関係で難しいものです。
移動の交通時間も考えると、参加することには気が引けてしまいます。
そんな悩みを解消するために、10分程度で学べる動画コンテンツを作成しています。
さらに、テレビ電話などを活用した研修プログラムをつくることで〝E-Learning″ の充実を図っていきます。
こちらはサンプルです『はじめて学ぶ 統合失調症 10分講座』

 

 


 

<最後に>

スタッフの皆さんには本当に助けられっぱなしの2019年でした。
私自身もメンタル的にキツい時期もありましたが、これを糧に、2020年の新たな企画も登場しました。

もっと働きやすい職場になるように2020年も全力で取り組んでいきます!
どうか皆さんのお力をお貸しください!

どうぞよろしくお願いいたします。

では。アディオス・アミーゴ!