はじめてのアンガーマネジメント

朝起きて、妻に「おはよう」と挨拶して、

「すごい二重あご…」と言われて、

「うるせぇよバカ!」と怒鳴った事務局の上田です。

そんな私ですが、タイトルにある『はじめてのアンガーマネジメント』の研修講師のご依頼を頂きまして、東京都多摩総合精神保健福祉センターへ行ってきました。

 

【東京都多摩精神保健福祉センターとは…?】

精神保健福祉センターは「精神保健及び精神障害者福祉に関する法律」の規定に基づく施設であり、東京都の条例により都内には3か所の(総合)精神保健福祉センターが設置されています。

当センターは多摩地域を担当する総合精神保健福祉センターとして、東京都民の精神保健の向上並びに精神障害者の医療の充実、社会復帰の促進及び福祉の増進を図るため、さまざまな事業を行っています。(東京都福祉保健局HPより引用)

 

 

【アンガーマネジメントって…?】

認知心理学とソリューションフォーカスアプローチによって、怒りの感情との付き合い方をトレーニングするアメリカ発祥の心理療法です。

アメリカでは、教育・ビジネス・スポーツ・司法など、幅広い分野で当たり前のように導入されているメジャーな療法です。日本では近年、ようやく注目されてきています。

あの有名なジャスティン・ビーバーさんもアンガーマネジメントを受けているそうですよ。
 

【コード・オーダー:裁判所命令】

アメリカは訴訟が当たり前の社会です。(あまり知らないけど…)

なにか問題があれば、すぐに訴訟して裁判官に判決を委ねます。(あまり知らないけど…)

素行が悪いと噂のジャスティン・ビーバーさんですが、コンサートの時などでお客さんを殴ってしまうそうです。

当然、訴訟を起こされるわけで、裁判官はジャスティン・ビーバーさんに裁判所命令を下します!

『あなたは、アンガーマネジメントを受けなさい!』

司法からの命令があるから広がりをみせているのかぁ…なるほど。
 

【怒っちゃいけないの…?】

怒りの感情は『悪』…

そんなイメージがあるのではないでしょうか?

「怒っちゃダメよ」って、親や学校で教えられてきた固定観念でしょう。

だから、今、怒りの感情を押し殺してフラストレーションが溜まって病んでいきます…

そして、いつしか怒りの感情が爆発して、人にあたったり、物にあたったりします…

そして、必ず後悔します… 自己肯定感がダダ下がります…

ひとつ覚えておいた方が良いこと

実は、怒りの感情は、人間にとって大切な感情ということです。

ノルアドレナリンという神経伝達物質を知っていますでしょうか?

差し迫った状況ではノルアドレナリンが分泌して『戦うか・逃げるか』の選択を迫ってくれます。

これが怒りの感情の役割です!

例えば、アフリカの草原でライオンに睨まれたとき、『怒りの感情』が湧かないとヤバいですよね…

自分の身を守るために『戦うか・逃げるか』判断しなければなりませんので。

でも、現代社会では取り扱いが難しいのです。

例えば、上司・同僚・部下・家族… 色々な人たちとの交流の中で、勝手に危険を感じて『怒りの感情』が湧いてきてしまいます。

『戦うか・逃げるか』二択を迫ってくるので、戦ったらケンカになりますし、逃げても問題は解決しないし、本当に取り扱いが難しい感情です。
 

【では、どうする…?】

興味のある人は、アンガーマネジメント入門講座を受講してください!

とても気づきの多い人気の講座です。

一般社団法人日本アンガーマネジメント協会では、かなり多くの講座を開催しています。

また、私と同じように、アンガーマネジメント・ファシリテーター™として活動している人は、全国にたくさんいらっしゃいますので。