早稲田梅永ゼミ大学院生の協力よる第1回TTAP検査実施

みなさん、こんにちわ。
お待ちかねTTAPが小笑で始まりました。
 
初めての事なので準備等大変でしたが、小笑から1名、大笑から1名、計2名の利用者のTTAP検査を早稲田大学大学院生3名に来ていただき無事実施できました。
 

生活介護笑からは、発語もない重度の知的障害の方でしたが、初めてのことで戸惑いながらも、1時間半にもわたる検査に頑張ってうち込まれました。
 
検査では、わからないことを視覚的な手掛かりから理解しようとする特性が強くみられました。
 
また、過去の行動から学んだことの修正が予想以上に苦手なことが強くみられました。
 
アセスメントから支援に活かせる要素は、学習の仕方、許容量、視覚的な手掛かりの理解の仕方等たくさん把握できました。スケジュールやワークシステム、自立支援課題にも活かせそうです。
 
 

 
 放課後等デイサービス笑からは、発語はあるが学習の仕方に強く特性がみられるお子様の検査を行いました。
 
言語指示、視覚的な手掛かりからも高い理解を示していました。
 
ただ、意外だったのは細かい作業がとても苦手そうにしていたことです。その姿から感覚統合療法をプログラムに取り入れるのも有効と感じました。
 
 
また、余暇のアセスメントでは自販機からジュースを自分で買う体験をしました。
嬉しそうに多くの自販機から迷いながら選ぶ姿に、職員は驚いていました。お母様の話では初めての経験だそうです。自ら選択し、喜びを感じることで自発性を育むことの大切さを、眩しい笑顔から改めて学びました。
 

後に大小笑のサビ菅を含め検査結果を確認しながら、特性や有効な方策についてディスカッションを行いました。
現場職員とは違う角度から大学院生からの、見解もいただき、有効な支援検討の場となりました。
 
まずはサビ菅に参加してもらいましたが、大小笑・友の職員にも参加してもらいたいと思っています。またそれ以外の事業所でも興味のあるは気軽に声をかけてください。
 
この試みが根拠のある専門的な支援の提供となり、SHIP全体の支援の質向上と職員のモチベーションの向上につなげていけたらと思います。