EQで分かる感情をコントロールする力

最近、1日2本のバナナを食べ始めた事務局の上田です。
バナナはセロトニンの基となるトリプトファンを多く含む非常に優秀な食べ物です。
カリウムも含まれており塩分の排出を手伝ってもくれます。
 
皆さんは IQ ってご存知ですか? 知能指数のことですね。
平均は 100 で、80~130の間に人口の95%が収まっているそうです。
Appleで有名なスティーブ・ジョブズさんの IQ 140 だそうです。
では、IQが高ければ仕事ができたり幸福につながるのか…? どうやらそうではなさそうです。
ジョブズさんはその天才さゆえに社員とかみ合わず、自分の創ったApple社を追放されています。
では、どのようなスキルがあれば仕事が円滑に進んだり人間関係をよくできるのでしょうか?
その答えは EQ にあるといえます!

 
EQ:Emotional intelligence Quotient は、
感情の知能指数(こころの知能指数)とも呼ばれています。
確かに自分の感情も相手の感情も上手に取り扱うことができれば、様々なものごとが上手く運びそうな気がしてきますよね。 
 
自分のEQの状態を知るための心理テストにEQSがあります。
ピーター・サロベイさんとジョン・メイヤーさんは、自分のEQを知ることで70%の開発が完了していると言っています。
そして、残りの30%はトレーニングで後天的に高めていくことができると言っています。
 

 
SHIPのEXP立川(就労移行支援事業所)では、EQを高めていくための支援プログラムを多数提供し  
ています。
また、この概念を自分の事業所だけに止めておくのはもったいないということで、多摩地域の教育・福祉・就労支援の関係の皆さまと一緒に勉強会を開催することになりました!
※平成29年7月26日に開講:11名参加

 
当日の講師は、臨床心理士の兵働が務めました。
参加者の皆さま とても意欲的で、ご自身のEQの状態に興味津々のご様子でした。
EQSは大きく3つの領域(自己対応・対人対応・状況対応)を知ることができます。自分自身の感情に気づく力、その感情をポジティブな感情に変えていく力、相手や状況に合わせて感情を調整していく力など、今のこころの知能指数はどんな状態なのかを知ることができました。

SHIPでは職員研修でもEQSを使うことがあります。
私たちは支援職としてたくさんの人の感情に触れることで、相手の感情にのみ込まれそうになったり、自分の感情を押し殺したり、様々な葛藤があります。
そんな時でも自分のEQを考えながら行動したりすることで、人間関係が好転していくことを体感できます。
今後も関係機関の皆様と一緒にスキルアップを図るための講座をたくさん企画していきたいと思います!