2023.1 『構造化支援チャンネル』ページを作成させていただきました!

社会福祉法人SHIPへの寄付によるご支援を賜り、誠にありがとうございます。

ご寄付の使途として『社会福祉法人SHIPに使途をお任せして法人の活動を応援したい!』のお言葉に甘えて、事業所(グループホーム友友セカンド生活介護 笑(えみ)笑プラス)のホームページにて『構造化支援チャンネル』の紹介ページを新設いたしましたので、寄付金活用の報告をさせていただきます。。

 

 

 

構造化支援とは?

アメリカのノースカロライナ州では、ノースカロライナ大学の研究により『TEACCHプログラム』という自閉症支援の考えが州全体に取り入れられています。

※現在では「自閉症」という言葉は使わず、ASD(「自閉スペクトラム症」や「自閉症スペクトラム障害」)と呼ばれています。

 

私たち社会福祉法人SHIPでは、本場のTEACCHプログラムを学び、現場での支援に取り入れるため、育成スタッフ(若林さん)をノースカロライナに派遣して、良質な支援サービスの提供を本気で目指してきました。

 

 

TEACCHプログラムでは『構造化支援』という方法がとられます。世の中の構造を自閉症の人たちにとって「分かりやすい・理解しやすい・暮らしやすい」生活環境へ変えていこうという方法のことです。

自閉症の人たちは話し言葉を理解することがとても苦手です。一方、目で見たことへの理解や記憶はとても得意です。

この世の中は、自閉症ではない人たちによって、自分たちの過ごしやすいように作られた世の中です。でも、自閉症のある人たちにとっては苦痛を感じやすい世の中でもあります。

ですからSHIPでは、微力ながら構造化支援を推し進めることで、自閉症のある人たちが過ごしやすい環境をつくり、そしてそれをもっと世の中に広めていきたいと考えています。

 

 

構造化支援をもっと身近に

私たちSHIPでは、年度末に法人全体で『支援の事例紹介』をする機会があります。

その中で、構造化支援の事例を発表してもらったのがとても良くて、これは「SHIPの中だけに留めておくのは勿体ない」という話になりました。

その発表をしてくれたのは『紙谷さん』というスタッフです。

 

 

ノースカロライナのTEACCHプログラムは、育成担当の若林さんからしっかり各事業所に落とし込まれています。

そして紙谷さんが、その様子(現場に構造化支援を取り入れていくプロセス)を『動画教材』としてまとめ、社内外へと共有していく取り組みを進めてくれています。

 

動画教材は、『構造化支援チャンネル』としてYouTubeにて開設しました!

自閉症の支援や教育に携わる方々へ、また子育てに奮闘するご家族の方々へ、少しでも役立つようにとの願いを込めて、私たちの取り組みの事例である『動画教材』をたくさん紹介していきたいと思います。

 

 

 

【御礼】

この度の寄附金の使途は、自閉症支援のTEACCHプログラムの普及・啓発を目的として、自閉症支援に携わる方々へ少しでも貢献できたらの想いを込めて、SHIPの対象事業所のホームページに『構造化支援チャンネル』の紹介ページを設置させていただきました。

皆さまからの寄付金を活用させていただきリニューアルできましたことに感謝申し上げます。これからも温かい応援をどうぞよろしくお願い申し上げます。

あらためまして、いつも皆さまの温かいご支援には勇気づけられています。本当にありがとうございます。