第2回TTAP検査

みなさん、こんにちわ。

早稲田大学院生の協力によるTTAP検査2日目を実施しました。

TTAPは直接観察尺度、事業所・学校尺度、家庭尺度の3つの尺度でアセスメントを行い比較します。

直接観察尺度は検査者が直接に行動観察を行います。事業所・学校尺度、家庭尺度はそれぞれ職員や保護者から聞き取りを行います。

直接観察尺度は3時間ほどかかりますので、今回は前回の続きの2名実施です。
 

  前回は不安そうにしていたSさんですが、今回は・・・・

 
事業所で前回の検査の様子の写真を見せることで、スムーズに出発し、検査に来ることができました。
 
視覚支援がしっかりと浸透してますね。
 
おかげでSさんは不安や戸惑いもなく、何をやるか理解したことで、落ち着いて検査に取り組むことができました。
 
 

 

 
ASDの方々は余暇を楽しむのが苦手です。
 
やることがわからないでいると、場合によっては問題行動につながることもあります。
 
就労支援の現場でも、就労を継続するためには、休憩時間や休日の過ごし方を支援することが大きなテーマとなります。
 
何が好きなのか、どんなことができるのか、把握した上で情報提供したり練習したりするのと、そうでないのとは、支援の効果に大きな違いが出ます。
 
みなさんも画一的な的外れなアドバイスをされても、参考になりませんよね。
 
 
 
小笑のKさんも前回に続き2回目ということで、通所開始から「今日は個別学習」と元気な声を上げられていました。

 
自立機能の中で金銭の使用も重要なスキルです。
金銭をどのように理解しているか、アセスメントを行います。
 
またアセスメントの中では、金銭の概念だけでなく、欲しいものを選べるか、わからないことを質問できるか等も試していきます。
 
 
 
 

 
 
余暇スキルのアセスメントは、トランプやバスケット、ダーツなど様々な遊びを実践します。知的な障害が軽ければ、わりと何でも楽しむことができます。
 
Kさんもとても楽しそうに遊んでいました。
 
支援のテーマとなるのは、ルールに理解や、他の人と一緒に楽しめるか等になります。
 
 
 
TTAPは直接観察尺度、事業所・学校尺度、家庭尺度の3つの尺度でアセスメントを行い比較します。事業所・学校尺度、家庭尺度はそれぞれ職員や保護者から聞き取りを行うものです。

生活介護事業所からサービス管理責任者の中村さんが検査者の質問に答えました。

 
評価をしてみると、Sさんにとって笑で出来ることがとても多いことがわかりました。
職員の努力の賜物です。
重度の知的障害があっても、個々に合わせた環境調整をすることで、出来ることはどんどん増えます。笑顔も増えます。
 
日々頑張ってくれている職員に本当に感謝です。