共感と同情の違いってなんだ?

「同情するなら金をくれ!」

ご存知でしょうか?

小さい頃の安達祐実が主演していた『家なき子』の名ゼリフです。(ザ、昭和)

 

安達祐実さんは貧しい子どもの役で、周りから「かわいそうに・・・」と言われ続けていました。

そこで吐いた言葉がコレでした。

 

「同情するなら金をくれ!」

 

人は、同情されると『下に見られた』と感じます。

『劣っている』と思われたようにも感じます。

 

そうじゃない。共感して欲しいのです。

 

 

共感と同情の違いはなんだろう…?

漢字のまんま読むと、

共感:共に感じること

同情:同じ感情になること

こんな風に解釈できます。

 

もうちょっと掘り下げると、

共感:相手と一緒に感じること

同情:自分が勝手に感じること

 

ほうほう。なるほど、そういうことか!

共感:相手が主役

同情:自分が主役

 

あぁぁぁ そうそう

そうなんだよなぁ・・・

いるんだよなぁ・・・

 

心配してくれてるんだか、自己満のためにやってるんだか、よく分かんないけど、熱くなって絡んでくる人。

 

こういう人って、人の心配しているようで、結局のところ自分のことしか考えてないんだよなぁ・・・

過干渉の自己満足っていうか

親切の押し売りっていうか

とにかく、相手のモノ(感情)なのに、勝手に盗っちゃって自分のモノにしてるから、自分が気持ちをスッキリさせたいだけなんスよね。

 

 

それ、私の課題だから!

同情すると、自分と他人の境界が崩れてきます。

相手の人生で、相手の選択と決断なのに、なんで自分のことと混ざっちゃうんだろう・・・

 

自他の境界線を点検する方法があります。

 

「私が◯◯してあげなきゃ」

こう思っているときは要注意です!

 

相手の人生・相手の課題が、自分にすり替わっている瞬間です。

 

あなたにできる唯一のことは『共感』することです。

話を聴いて、一緒に感じるだけで大丈夫です。

 

「それは辛かったですね」

「それは大変でしたね」

「それは嬉しいですね」って。

 

そして、こう考えて下さい。

きっとこの人なら『自分で課題を乗り越えられる』

本気でそう信じて応援することです。

 

以上、どうぞよろしくお願いします。